はい。よくいますね。こんなこと言う人。
これから転職することを検討している人からすると、このようなことを聞くとエージェントは使わない方が良いのでは?と考えてしまうでしょう。
特に身近な人が「転職エージェントは使えない」といったことを話していると、余計にそう思えてしまうかもしれません。
でも私は断言します。
そして使い倒した方がいい。
エージェントのいいとこ取りをして、賢く利用すればいいんです。
まぁ、「自分で全部やっても内定取れるし」「スケジュール管理も余裕だし」「年収交渉も余裕だし」とか思う人はご自由にしてください。
といったところですが、正直賢くはないと思いますね。はい。
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エージェントは使えないと言っている人の特徴
もしエージェントは使えないという人が近くにいたら聞いてほしいのですが、以下の特徴に当てはまっている可能性が高いです。
・そもそもエージェントへの期待値を間違えている
・自分が主導権を握るという意識が無い
・エージェントに言われたことと結果が少しでも違うと文句を言う
・ひとりのエージェントにしか会わずに、それが全てだと思い込んでいる
ざっとこんな感じでしょうか。
今回はこれらの内容についてひとつひとつ説明していきたいと思います。
そもそもエージェントへの期待値を間違えている人
転職のサポートだよ!!
エージェントは何のために使うのか。
まずはこれがハッキリと言語化していないといけません。
私の考えではエージェントへ期待しても良いのは
・キャリアの棚卸の手伝い
・求人票の提示(できるだけ多く)
・面接日程の調整
・年収交渉
正直これくらいです。
これ以上のことを期待するのであれば、それはそもそもあなたが間違っています。(個人的にはこれだけ期待できる点があればサービスとして十分だと思っています)
時々、こんなことを言う人がいます。
これは確かに私も経験したことがあるので、場合によってはこのようなこともあると思います。
でも、それでも出させるのです。
と伝えれば持ってきてくれないことはないと思いますよ?
それにこれだけでエージェントは使えないとなるのはおかしな話です。
エージェントへ期待できるポイントは他にもあるわけですから。
ちなみに、転職エージェントの使いこなし方はこちらの記事で紹介しているので、興味のある方は参考にして下さい。
自分が主導権を握るという意識が無い人
そもそも「エージェントが〇〇してくれなかった」とか言ってしまう人は自分の人生を自分でコントロールするという意識が低すぎます。
エージェントの力で転職がうまくいくわけではありません。
エージェントはそのサポートをしてくれるだけです。
自分にぴったりな求人票をもってきてくれるなんて思うのは間違いです。
エージェントにはできるだけ多くの求人票を持ってこさせましょう。
その中で自分から選ぶのです。
もし貰った求人票の中に自分の見たい求人票が無いのであれば、
〇〇業界の求人ありますか?
ミスマッチだとしても見てみたいんですけど
とでも言って持ってきてもらえばいいんです。
ここまで言っても求人票をもってこないエージェントはいないと思いますよ。
その中から”あなたの意思で”応募する会社を選ぶんです。
エージェントは非公開求人も扱っていて、自分で調べてリーチできる情報よりも多くの情報を持っているのは間違いありません。
。
ひとつ言っておくと、私なら複数の求人サイトに登録して、気になる求人を確認しておきますね。
そのうえで「他の求人サイトで〇〇社の求人票見せてください。」と伝えます。
全てエージェントがやってくれるというマインドだとダメです。
あくまでも自分が主体で自分の頭で考えて、エージェントというツールを使うんです。
エージェントの言うことが少しでも外れると文句をいう人
また、エージェントは使えないという人の中には以下のようなことを言う人も多くいます。
私から言わせれば、そもそも「内定確率の判定」をエージェントに期待している時点でおかしな話なんです。
「内定が出るかどうか」なんてやってみないと分かりません。
転職の可能性についてはエージェントの声はそもそも聞く必要ありません。
エージェントに
と言われたら
とでも言っておけばいいんです。
何度も言いますが、あくまで自分が主導権を握らないとだめです。
また、エージェントから不本意な求人票を提案された人の中には
エージェントは信じられない!!
という人もいます。
これもですね、うまく使えばいいんですよ。
相手がその求人票をごり押ししてくるなら練習用企業で使えばいいんです。
エージェントにも宣言すればいいんですよ。
もし内定が出ても行かないですが・・・。
年収交渉には使えそうなので、本命から内定が出た時の交渉材料に使います
といった形で。
もしエージェントが押してくる求人票が、本当に内定が出やすい会社だとしたら、その会社は人材不足で、高い給与を払ってでも社員を雇ってもらいたいと考えている可能性が高いです。
だとしたらとりあえず内定をもらって、オファー年収を釣り上げて、本命企業との年収交渉の材料にしちゃえばいいんです。
と宣言しておけば、エージェントも「本命企業の内定を取らないとお金にならない」と理解してくれるでしょう。
ここまで言っておけば、わざわざ「本命企業の選考に落ちるように」動くようなエージェントはいないと思います。
そんなことしても全くメリットないわけですから。
実績を上げることに必死なエージェントほど、実績をあげられる可能性が少しでも残ってる選択肢(応募者が行く可能性のある企業)を選ぶと思いますよ。
ちなみに年収アップのための交渉テクニックに興味があれば別記事も参考にしてください。
ひとりのエージェントにしか会わずに、それが全てだと思い込んでいる人
転職エージェントも、結局のところ人です。
人である以上、考え方も様々ですし、相性もあります。
それなのに転職エージェントに文句を言う人に限って1人のエージェントにしか会ってなかったりします。
そもそも自分の人生の大きな転換期に一人のエージェントからしか情報収集をしないという姿勢が私には理解できません。
もちろん最初に会ったエージェントが自分の期待値を満たしていて、本当に信頼できるということもあるかとは思いますが、基本的には複数のエージェントに会って、本当に自分に合う人を探す方が良いと思います。
あなたの人生を左右する重要な分岐点ですから、色んなエージェントに会って、自分が信じられるエージェントを見つけてください。
信頼できるエージェントを見つけてしまえば、今後のキャリア構築のうえでも非常に心強いと思いますよ。
私が転職エージェントを使い倒して気づいたエージェントの特性を活用した転職方法は別記事にまとめていますので参考にしてください。
まとめ
今回はエージェントは使えないという人の特徴と私の考えを書かせてもらいました。
色々と批判的なことを書いてきましたが、一番重要なのは「自分が主導権を握る」という意識を持つことだと思います。
まぁ、エージェントは使えないという人も自分で企業を調べあげて、自分で応募して内定を取っているという点では「自分で主導権を握っている」訳ですが、そこまでできるのであればエージェントをうまく使えばいいのにと思います。
今回の記事がみなさんの参考になれば幸いです。
興味のある方は転職エージェントの活用法に関する以下の記事も参考にしてください。