こんにちは。
職場の人間関係、キャリアプラン、年収、ライフスタイルなど様々なことに悩みながらも、なんとか理想の生活に近づいている僕。
新卒入社の時は「この会社で定年まで頑張ろう!!」と思っていた僕ですが、人生とは分からないもの。
社会人経験を積む中で「転職は自分の人生を良くするための当たり前の手段」と考えるようになっていました。
ただ、僕の経験上、良い転職には良い戦略とツールの使い分けが本当に大切。
今回の記事では実際に私が利用して良かったなと思うサービスについて「悩み・利用用途別」にお伝えしていきます。
Contents
まずは転職サイトと転職エージェントの違いから
さっそくおススメの転職サイト・転職エージェントの紹介から始めたいところですが、
と思う方もいると思うので簡単に説明しておきます。(そんなの知ってるという人はこの章は無視してください)
転職サイト、転職エージェント概要
すごくざっくり言うと
・転職サイト:
求人情報を確認できるwebサイト。
自分のキャリアや希望を登録すると、あなたにおススメの求人情報をメールでも配信してくれる。
もちろん受信拒否も可能。
・転職エージェント:
あなたの転職支援やキャリア相談をしてくれる人。
履歴書作成、キャリア戦略相談、キャリアの棚卸、強みの確認、求人への応募、面接対策(過去の面接内容調査)、各社の内部情報調査、年収交渉など転職に関わる多くのことを支援してくれる。
という違いがあります。
まずはざっくりと上のことを理解してください。
そのうえで少し補足していきましょう。
転職サイトについての補足
まずは転職サイトのことから。
転職サイトは世の中に溢れている求人情報を確認するために使うもの。
webで情報を見るだけなので人と会うこともなく、好きな時間に好きなように情報収集できるというメリットがある。
ただ、自分の考えだけで情報を取捨選択することになる。つまり「独りよがりになりがち」なので、より良い選択をするには片手落ち。
転職サイトは、どの業界、どんな会社で、どのような人(どんなスキル・経験を持った人)が求められているかを認識するためのものと理解しておくと良いかと思います。
よろしいでしょうか。
転職エージェントについての補足
では次に転職エージェントについて補足していきます。
転職エージェントは電話や対面でキャリア相談に乗りつつ、転職に必要な様々な活動(履歴書作成、キャリア戦略相談、キャリアの棚卸、強みの確認、求人への応募、面接対策、、各社の内部情報調査、年収交渉など)をサポートしてくれる。
転職検討段階(まだ転職するかは決めていない場合)でも相談に乗ってくれる。
キャリアに自信のない人はエージェントに相談することに抵抗感を感じる場合があるが、そのような人こそエージェントに会った方が良い。
客観的な視点で、キャリアの棚卸、アピールポイントを明確にしてくれる。
転職しようがしまいが、一度相談すればエージェントは自分の専属になってくれるので、定期的に連絡を取ることで戦略的なキャリアプランを描けるというメリットがある。
デメリットがあるとすれば、日程調整に少し手間がかかるくらい。(正直、電話でも相談可なので大したデメリットでもない)
個人的には「いつの間にかキャリア的に詰んでいた。。。」とならないためにも社会人であれば転職サイト、転職エージェントの登録は必須だと思っています。
では、ある程度転職サイト・転職エージェントの違いについて理解していただいたところで、転職活動における悩み別におススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していきたいと思います。
自分のキャリア・経験・スキルに市場価値に不安がある人向け
まずは、おそらく大半の人が悩む自分のキャリア・経験・スキルに市場価値があるのか分からない。不安だ。という方におススメのサービスです。
キャリトレ(転職サイト・アプリ/20代~30代前半向け)
まずは20代~30代前半の方向けですがキャリトレです。
これはあなたの職歴や希望に応じた求人情報を届けてくれるサービスです。
アプリも有り使い勝手も良く、求人内容も見やすいです。
届いた求人の「応募条件欄」と、自分の経験をすり合わせることで自分の培った経験がどれくらい価値のあるものかを把握できます。
大手、成長ベンチャー共にバランスの良い求人が売りですね。
人によってはヘッドハンターや企業人事からの直接の連絡もあり、そこから実際に転職につなげることも可能です。
ちなみにぼくは最初のベンチャー転職はキャリトレ経由で行なっています。
その後そのベンチャーは上場。成長企業への転職が可能なサービスです。
ただ、特に転職が初めてという方の場合、実際に転職するときは転職エージェントを経由した方が良いと思います。
年収交渉などに慣れていない場合はエージェントが力になってくれます。
リクルートエージェント(転職エージェントサービス/全世代向け)
エージェントサービスはたくさんありますが、自分のキャリアを客観的に判断したい方、キャリアの棚卸をしたい方におススメしたいエージェントサービスはリクルートエージェントです。
私はエージェントサービス大手3社(リクルート、doda、マイナビ)のすべてを使っていますが、キャリアの棚卸に関してはリクルートエージェントの担当者がとてもうまかったです。
業界トップだけあって経験値の高さを感じることができます。
求人数の多さも手伝ってか、相談に来る人も多く、それによって多くの経験を積むことのできたエージェントを沢山抱えているのでしょう。
エージェント面談ではこれまでの仕事経験について質問に答えいているだけで、転職でアピールできるスキルをうまく引き出し、まとめてくれます。
正直これだけで履歴書に記載する内容には困らなくなります。
自分のキャリアに自信がない方でも、リクルートエージェントの担当者との面談で自信を持てるようになると思うので、ぜひ使ってほしいサービスです。
ちなみにエージェントへの相談は無料、求人情報も無料で紹介してくれます。
また、のちほど紹介しますが、リクルートエージェント面接対策にもとても使えます。(気になる方はこちらから)
そうだんドットミー(転職相談サービス/全世代向け)
次におススメするのはそうだんドットミーです。
こちらは転職やキャリアに関する漠然とした不安からも相談に乗ってくれるサービスです。
転職エージェントとは一線を画しており、有料となりますが、その分あなたの相談に真剣に向き合ってくれます。
と思う人もいるかもしれません。
そんな人のためにここで少し補足を。
転職エージェントへの相談が無料となっているのは、エージェントの売上が転職先企業から支払われているからです。
僕は当たったことがないですが、少し前までは
といったエージェントも一定数いたようです。。。企業からお金を貰うビジネスモデルが転職者を蔑ろにするエージェントを生んでいたのですね。
これでは転職希望者のキャリアにとって本当に価値のある相談ができているとは思えません。
そこで立ち上がったサービスがこの「そうだんドットミー」です。
このサービスは、企業からお金を貰うことはありません。
そうだんドットミーがお金を貰うのは転職希望者からなのですが、その分徹底的に転職希望者の相談に向き合ってくれます。
転職希望者からお金を貰う以上、転職希望者に徹底的に向き合い、満足してもらえるサービスを提供する必要があるわけですね。(そうしないと事業が成り立たない!!)
担当の方は転職先企業に媚びる必要もないので、本音ベースで話をしてくれます。
twitterでの情報発信も積極的ですので、一度twitterを覗いてみると、そうだんドットミーのサービスを提供している人たちの想いも感じられるかもしれません。
代表の金井さんアカウント:@meiem326
自分のキャリアに漠然とした悩みがある人や、運悪く良くないエージェントに当たってしまった人におススメのサービスです。
ミイダス(転職サイト・アプリ/20代~30代前半向け)
自分の経験を年収に換算するとどの程度なのかを知りたいという人はミイダスというサービスを利用しましょう。
ちょっとお遊び的な要素はありますが、これまでのキャリアに関する簡単な質問に答えていくとあなたの市場価値が年収として表示されます。
また、あなたのキャリアに応じた仕事内容も確認することができます。(ただし、求人情報についてはキャリトレやリクルートエージェントの方が上だと思います。)
こちらの年収はビッグデータ(実際の転職者のデータ)で算出されているので、業界・職種さえ間違えなければ表示される年収程度の金額は稼げる可能性があります。
実際に転職をする際には年収交渉の参考値にしても良いかと思います。
(ちなみに私の年収査定は854万円でした。50万円ほど上の年収が表示されましたね(笑))
自分の天職・適職を知りたい、将来のキャリア設計に不安のある人向け
自分の天職・適職を見つけたいという人は多いかと思います。
正直なところ、この件に関しては自己分析と企業情報のすり合わせが最善策だとは思いますが、エージェントサービスへの相談とAIでの分析という方法も使えます。
ここでは、個人の特性・志向性に合わせた提案が得意なエージェントサービスとAI分析サービスをお伝えします。
dodaエージェントサービス(転職エージェントサービス/全世代向け)
これまでのキャリア、個人の特性(働き方)から、今後どのようなキャリアプランが有り得るか、どのような仕事が向いているかを相談するならdodaエージェントサービスが得意な領域です。
求人数に関してはリクルートエージェントに劣りますが、個人の志向性に応じた今後のキャリアプラン設計の相談対応はdodaエージェントがとても優れています。
これは仮説ですが、求人数の多いリクルートエージェントは転職希望者からの相談も多くなり、ある程度時間を区切って素早く対応しないと仕事が回りません。(その分、短時間で得意を見つける癖がついていて自分の長所を見つけるには最適!!)
それに対してdodaエージェントサービスは一人のキャリアにじっくりと向き合い、固定客にするという方針で差別化を図っているように感じます。
と思った人もいるかもしれませんが、戦略的なキャリアプランを考える人は転職を手段として考えるので、数回にわたって転職可能性があるんですね。
dodaエージェントサービスはこのような長い目線での相談に重きを置いていると思います。
私も相談に乗ってもらっていますが、「バリバリ働いてキャリアアップもしたいし、子供ができたらある程度ライフワークバランスも保ちたい!!」というほぼ真逆のキャリア相談にも親身に乗っていただき、複数パターンのキャリアプランを提示してもらいました。
転職してくれないとエージェントからすると売上にならないので、短期的な目線で見ると僕の相談に乗るメリットはほとんどありません。
それでも納得感のある提案をしてくれたのはとても良いサービスだと思います。
電話での相談も可能ですし、後日メールで複数キャリアプランを文面で共有いただいたのも有難かったです。将来のキャリア設計を色々な視点で考えたいという方にはおススメです。
そうだんドットミー(転職相談サービス/全世代向け)
次におススメするのは先ほどもお伝えしたそうだんドットミーです。
そうだんドットミーのおススメポイントは先ほどもお伝えしましたが、さらに追加すると、長期的な視点でその人のためになるキャリア提案をしてくれるという点もおススメポイントになります。
また、相談者のライフプランや適性についても納得感を重視しながら相談に乗ってくれます。
自分が何に悩んでいるかわからなくなってしまった、自分の仕事って本当に今の仕事でいいんだっけ?と悩んだ方は相談すると良いと思います。
30分で3,000円ですが、付き合いで行く会社の飲み会よりも遥かに有意義な時間になると思いますよ。
VIEW(AI分析サービス)
さて、ここまではエージェントや転職相談サービス、つまり人との面談を要するサービスをご紹介してきましたが、最近ではAIによる適職診断も精度の高いものが出てきています。
最初に紹介するのが3分でキャリア診断!日本初AIキャリアシミュレーション『VIEW』。
AIが経歴と価値観から天職を診断してくれるサービスで、あなたのキャリア、志向性を元にして、コンサル(戦略、IT、人事などの領域含む)、webサービス(開発、事業企画などの領域含む)などの職とのマッチ度を提示してくれます。
また、そのおススメの職種を提案するだけでなく、具体的な企業まで推奨してくれるので、実際の転職活動にもつなげやすいサービスになっています。
ただし、実際に転職するときは求人内容を確認後、転職エージェントを使った方が良いのはほかの転職サイト・アプリサービスと同様です。
エージェントを使うと手間が省け、内定率も高まるというメリットもあるので、この点だけ意識しておいてください。
VIEWはあくまでも適職探しと、その職種に応じた企業求人を確認するためのツールになります。
適職やキャリア設計に悩んでいる人は先ほど紹介したdodaエージェントサービスがおススメです。
なお、自分のこれまでの経験やスキルに不安がある人はリクルートエージェントがおススメのエージェントサービスになります。(これは先ほどお伝えした通りです。)
グッドポイント診断(AI分析サービス)
次に紹介するのはリクナビNEXTが提供するグッドポイント診断です。
こちらは「決断力」「社交性」「挑戦心」「柔軟性」など18ある項目からあなたの強みを洗い出し、適職をリコメンドしてくれるサービスになります。
こちらも自己分析に役立つとともに職探し、面接でのPRでも役立つサービスになっています。
やはり適職やキャリア設計に悩んでいる人向けのサービスになります。
ただし、先ほどからお伝えしている内容になりますが、実際に転職するときは転職エージェントを使った方が良いのはほかの転職サイト・アプリサービスと同様です。
グッドポイント診断はあくまでも適職探しと、その職種に応じた企業求人を確認するためのツールになります。
適職やキャリア設計に悩んでいる人には先ほど紹介したdodaエージェントサービスがおススメです。
なお、自分のこれまでの経験やスキルに不安がある人はリクルートエージェントがおススメのエージェントサービスになります。(これは先ほどお伝えした通りです。)
転職先企業の情報収集に悩んでいる人向け
転職活動は失敗したくないもの。
いくら気になる企業があっても、内部の雰囲気や給料などの情報が得られないと不安は多いかと思います。
ここからは企業情報の取得で悩んでいる人向けのサービスをお伝えします。
転職会議(企業口コミサイト)
まずおススメしたいのが転職会議。
有名な口コミサイトなのですでに登録している方も多いかと思いますが、やっぱり良いサービスなので紹介させてください。
こちらのサイトでは100万件以上の転職口コミ情報が掲載されており、会員登録するだけでそれらの情報がすべて見放題となります。
内部で働く方の生の意見が載っているので非常に参考になります。
働き方や、会社内の雰囲気、どのようなスキルが身に付くか、ライフワークバランスは確保できるかなど、有益な情報のオンパレードです。
働き方をイメージしたい人には本当におススメのサービスです。
ただし、このようなサイトの口コミは少々ネガティブ寄りになることは考慮して情報に触れるように注意して下さい。
転職検討者が書き込むことが多く、場合によっては恨み節を書き込む人もいるというのが口コミがネガティブ寄りになる背景です。
ネガティブ理由の転職も多いのが現実なのでしょうがないですね。
逆にとらえると、そのような中でポジティブ情報が集まる会社は本当に良い会社なんだろうと思います。
情報の取捨選択だけ注意してうまく使いましょう。
Open Work:旧Vorkers (企業口コミサイト)
次におススメするのがOpen Work(旧Vorkers)。
こちらも口コミサイト大手ですね。
転職会議と同様、働き方や、会社内の雰囲気、どのようなスキルが身に付くか、ライフワークバランスは確保できるかなどの情報が確認できます。
また、こちらのサイトが秀逸なのは各項目をレーダーチャートで確認できる点。(以下のような感じ)
これらの情報は年度ごと推移も確認できるので、企業がどのように変わってきているのかも分析できます。
例えば、「残業が減少傾向にあるな・・・」とかですね。
企業の内部環境は3年も経てば大きく変わっている可能性もあるので、このような機能は重宝できます。
各コメントにもいつ頃の情報かも記載されているので、掲載時期と合わせて口コミ内容を見るようにしましょう。
先ほど紹介した転職会議と合わせて活用するのがおススメです。
面接対策で悩んでいる人向け
転職活動が進み、実際に面接までたどり着いた方の中には、面接の質問内容を知りたい!!という方もいるでしょう。
ここではそのような方向けのサービスをお伝えします。
キャリコネ(企業口コミサイト)
最初にお伝えしたい、というかこれの登録しないでどうするの?というのがキャリコネ。
。
かなり良いサービスなのになぜか認知度が低いこちらのサービス。。。
よくある口コミサイトと違うのは「競合との違い」「面接での質問内容」「内定までのスケジュール」まで記載されていること。
僕は面接の際には転職エージェントから提供される情報と合わせて、こちらのサイトに書かれている情報も参考にしていました。
実際に転職活動をした人の声も、実際に企業内で働いている人の声も確認できるのはとても有難いサービスです。
面接対策をしたい方はもちろんですが、企業内情報を知りたい方は先ほど紹介した転職会議、Open Work(旧Vorkers)と合わせて活用しましょう。
リクルートエージェント(転職エージェントサービス/全世代向け)
キャリコネのサービス以外に面接対策でおススメできるとしたら、正直なところ各転職エージェントサービスしかないかなと思います。
で、面接対策はリクルートエージェントも、dodaエージェントサービスもマイナビエージェントもすべて対応してくれるのですが、頭一つ抜けているのはリクルートエージェントになります。
リクルートエージェントのすごいところは、各企業の独自レポートを作成している点です。
そこには独自取材で得た、各社の特徴や他社との違い、力を入れている領域などが細かく記載されています。
既に他社エージェントを活用してエントリーした人は難しいかと思いますが、これからエントリーするけど面接対策が不安という方はリクルートエージェントを利用すると良いかと思います。
ただ、他のエージェントが悪いというわけではないので、すでに他社エージェントを活用してエントリーしている人は先ほど紹介したキャリコネもうまく活用して対策を練りましょう。
さいごに
さて、今回は私が利用してきた転職サイト、転職エージェントサービスを公開してきました。
冒頭にもお伝えしましたが、良い転職には、良い戦略とツールの使い分けが大切になります。
世の中に溢れる転職サイト、エージェントをどう使えばよいか分からないという方は今回の記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
それでは、あなたのキャリアがより良いものになるように祈っています。