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【注目】外資コンサルだけじゃない!!シンクタンクにも注目すべき4つの理由!!

昨今の就活市場で人気となっているコンサルティングファーム。

特に外資系コンサルティングファームに関しては人気企業ランキングの上位にランクインしています。

今回はそんな外資コンサルティングファームに隠れ、なかなか表舞台にでてこない、けれどコンサルティングファームと同様に面白い仕事ができるシンクタンクについて紹介したいと思います。

そもそもシンクタンク業界とは

シンクタンク業界を知らない人のために、一般的によく言われている仕事内容を説明すると以下のようになります。

・行政などから直接依頼をもらい、経済予測やマーケット調査を実施する
・レポートの作成を通して行政の政策立案のサポートを実施する

外資系コンサルティングファームを目指す人からすると、政策寄りの業務がメインであることから、少々お堅いイメージを抱くかもしれません。

しかし、実は上記のようなシンクタンクのイメージは一昔前のものとなっています。

最近ではシンクタンクが培ってきた調査力やレポーティング力を活かして民間企業の経営コンサルティングを行なうところが増えてきています。

シンクタンクに注目する4つの理由

ミリョク1:シンクタンクでも外資コンサルに劣らない経験ができる

実際にとあるシンクタンクの求人内容を見ると以下のような仕事内容が記載されています。

・官公庁、地方自治体をはじめとした様々な事業主体への調査研究、政策決定、戦略構築、施策立案支援

・ローカルからグローバルまで幅広い対象でのマクロ経済の調査分析

・大企業/金融機関向けの経営戦略コンサルティング

・中堅・中小企業向けの事業コンサルティング/ファイナンシャルアドバイザリー

・グローバル展開を目指す企業に対する戦略企画~実務支援レベルまでの幅広いコンサルティング

・大企業、中堅、中小企業問わず幅広いクライアントに向けた組織/人事コンサルティング等

参考までに某外資コンサルの求人内容に記載されている仕事内容も確認してみましょう。

・企業戦略の策定支援(事業ポートフォリオ再構築支援)

・事業戦略・M&A戦略の策定支援

・新規事業構築・海外進出支援

・事業性評価(フィージビリティ・スタディ)支援

・中期経営計画・事業計画・事業体制構築計画の策定支援

いかがでしょうか?企業ごとに募集要項の記載方法は変わるので、少々比較のしにくさもありますが、大まかな内容には差がありません。
※言葉の意味が分からないって人は調べてくださいねー

むしろ、国の動向も踏まえた深い業界知識を持ってコンサルティングを行なうことができるのはシンクタンク独自の強みとなっています。

・コンサルンファームもシンクタンクも領域に大きな差はない。
・政策動向の影響が大きい業界はシンクタンクの方が強みあり。

ミリョク2:シンクタンクでは腰を据えた働き方もできる

また、外資コンサルに興味を持つ方のなかには、本音のところでは長時間勤務、激務と噂される仕事環境、転職を繰り返すライフスタイルに不安を抱いている方もいるかもしれません。

最近は働き方改革の波がコンサルティングファームにも押し寄せ、徐々に働く環境も改善傾向にありますが、やはり忙しいのがコンサルティングファームです。

人材も非常に流動的で基本的に勤続年数は短く、平均勤続年数も4~5年程度といわれています。(ただ、これは単に忙しいからといった訳ではなく、キャリアアップのために早期に転職する人が多いという背景もあります)

一方のシンクタンクですが、こちらは勤続年数が長く10年~15年程度となっています。

企業名 平均勤続年数
野村総合研究所 14.6年
日本総合研究所 11.9年
三菱総合研究所 15.0年
みずほ情報研究所 16.6年

※リクナビなどのサイトを参考に作成

シンクタンクも忙しいことは忙しいのですが、できれば腰を据えて長く働きたいという方には適した環境といえるでしょう。

ミリョク3:シンクタンクでの仕事経験が転職市場で評価される

シンクタンクで仕事をした経験がある人は転職市場でも評価される傾向にあります。

外資コンサルに興味を持っている人は「ポストコンサル転職」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

知らない人のために説明しておくと、ポストコンサル転職とは

コンサル経験者が、事業会社の経営幹部、ファンドやコンサルティングファームの幹部など業界内外のハイポジションを目指す転職

のことを言います。

このポストコンサル転職ですが、シンクタンク経験を持っている方にも道が開かれる可能性があります。

一般的にポストコンサルの転職は市場価値も高く、良いポジションに行ける可能性が高いのでプラチナチケットと呼ばれています。

腰を据えた仕事もできる一方で、転職しようと思えば市場価値も高いとなるとシンクタンクはより魅力的なキャリアになるのではないでしょうか。

転職を考えている人にもシンクタンクはおススメのキャリア

ミリョク4:書籍の執筆やテレビ出演など個人として勝負できる機会に恵まれている

外資コンサルに興味を持つ人は「自分の実力で勝負したい!!」という気持ちが強い傾向にあります。

実際に私の周りでも「年功序列ではなく実力勝負の世界に魅力を感じて外資コンサルに転職した」という人もいます。

このような競争心の強い方は「できれば自分の名前で勝負したい!!」という思いも持っているかもしれません。

もしそのような志向を持っているのであれば、シンクタンクでも面白いチャンスをものにできるかもしれません。

シンクタンクでは、意欲さえあれば若いうちから、研究員、コンサルタントという立場で執筆活動を行うこともできます。

(もちろん会社文化や上司にもよりますが、そのようなシンクタンクも存在しています)

また、コメンテーターとしてテレビに出演する人もシンクタンク出身の人がいたりしますね。

エコノミストの森永卓郎さんなんかもシンクタンク(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)出身です。

政策などにも精通し、専門的な強さが身に着けやすい分、その分野では自分の名前で勝負することが可能になるのもシンクタンクの良さだと思います。

シンクタンクには自分の専門性を極めつつ、個人の名前で勝負するチャンスも転がっている

シンクタンクへの転職は外資コンサルより簡単か

ここまでの説明でシンクタンクへの興味が出てきた人もいるかと思います。

では、シンクタンクへの転職は簡単なのでしょうか?

結論から言うと簡単ではありません。

やはり、仕事内容そのものを考えても、キャリア構築におけるひとつのステップと考えても魅力の多い業界なので競争は激しいです。

一方で、外資系コンサルファームでよく課される「ケース面接」などは課されない傾向にあります。

面接事態も「これまでのキャリア」や「志望動機」を問われる非常にオーソドックスなものなので、「ケース面接は苦手・・・」といった方でも対策はしやすいかと思います。

エージェントを利用することで過去の面接事例を元にした対策もしてもらえるので、興味のある方はエージェントを活用すると良いでしょう。

実際に外資コンサルやシンクタンクに転職するための転職エージェント活用方法は、本ブログの別の記事で紹介しているので参考にしてください。

私の先輩にもこの方法は紹介しており、実際に外資戦略ファームへの転職を成功させています。

また、本ブログにて私が転職で経験した面接についても情報提供しているので参考にしてみてください。

・転職の難易度は低くないがケース面接が無い分、外資コンサルよりは面接対策がしやすい
・特別なスキルは要求されないのでしっかりと対策すれば十分転職可能

さいごに

今回は外資コンサルの陰に隠れて、前に出てこないシンクタンクの良さについて簡単にまとめてみました。

コンサルばかり見ていたという方は、もう少し視野を広げてシンクタンクについても調べてみると良いかもしれません。

コンサルティングファームやシンクタンクに向いているか気になる人はグッドポイント診断という診断ツールで分析してみましょう。

また、より詳細な分析がしたいという方はストレングスファインダーというツールもおススメです。

ストレングスファインダーの紹介と、現役シンクタンクコンサルタントの私の結果も公開しておりますので興味のある方はご確認ください。

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今回の記事がみなさんのキャリア構築の一助になれば幸いです。