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ベンチャー転職

【ベンチャー9ヵ月】大企業からベンチャーへ転職した4年目社員のリアル

前回は大手企業からベンチャー企業に転職して6ヵ月までに経験したことをお伝えしましたが、今回はベンチャー企業に転職してから9ヵ月目までに経験したことについてお伝えしたいと思います。

結構心理的な変化が激しいですが、興味のある方は読んでください。

あーこんなこと感じるようになるんだなぁというのがイメージできるかもしれません。

※本記事はベンチャーを退職した後に、過去を振り返って執筆しています。

運用改善や顧客対応改善プロジェクトも成果がでてきた

前回の記事で、先輩社員が辞めてメンバーが減ったことに伴い、顧客対応改善プロジェクトが始まったことをお伝えしました。(詳細は業務内容にかかわるので省かせてもらいます)

それがついに実行フェーズに移り、設定していたKPIに向けて徐々に成果が出てきました。

これでまた履歴書に書ける内容が増えますね。

後数ヵ月あればこのプロジェクトも完結できるだろうという感じです。

正直飽きがでてくる・・・

この時期は正直仕事にも慣れてきて飽きが出てきました・・・

これまでは、自分の求めていた経験や仕事ができるのでうれしく感じていたのですが、ある程度業務の型化などを進めていくとルーチンワークに陥ってしまいます。

これまで試行錯誤を重ね作ってきた業務フローやマニュアルによって、自分の仕事がつまらなくなるという何とも皮肉な話・・・

まぁ仕事は一生懸命やりますけども、この時期当たりであとどれくらいこの会社にいるべきかなぁと意識し始めましたね。。。

辞めた先輩に一緒に働かないかと誘われる

どこまで本気かは分かりませんが、ちょっと前に辞めた先輩から、一緒に働かないかとお誘いを受けました。

とりあえず信頼される程度の仕事ができていたことについては一安心です。

実はベンチャーへの転職を決意した際に人脈構築という面も意識していたので、会社を辞めても繋がれる先輩社員が増えたというのは非常にありがたい話です。

個人的に思うのが、これからの時代は会社に勤めあげるという考え方が徐々に崩壊していって、最終的には人と人とのつながり、信頼関係の上で仕事を回す時代になっていくと思っています。

その前段階で起こるのが、「引き抜きの時代」というのが私の予想です。

会社の寿命よりも労働寿命の方が長くなると、そもそも会社に勤めあげるのは難しくなります。その時に、これまでの仕事の実績や人脈を通して引き抜きを受けながら会社をホップしていくのが当たり前の時代というのが来るでしょう。

最近はリファラル採用(紹介採用)が徐々に増えてきています。現在は採用単価を下げたり、定着率を高めるための施策としての側面が注目されていますが、労働環境の変化に応じて、形を変えつつ普及するものだと思います。

設定していた目標の達成が見えてきて次の道を意識し始める

現場経験も人脈についても、ここではお伝えできない他のいくつかの目標についても思ったよりも早く達成の目途が立ち、次の道を意識し始めるようになります。

先輩社員が1年程度で会社を辞めたのも見てきたので、なんとなく辞め時かなぁという気持ちが強くなってきてしまいました。

仕事に慣れて、余裕が出てきたのでこのような思考になったのだと思います。

上がらない給料と将来を意識し始める

また、仕事ではある程度成果を出していたのですが、給料が上がる目途が立たないことに徐々に不安を感じるようになりました。

先輩社員の話を聞いても給料はほとんど上がってないみたいだし、今の会社のフェーズでは給料については期待できないなぁと感じ始めました。

「こうなるなら転職の時にもっとがっつり年収交渉しておけばよかったなぁ」という想いが強くなります。

というのも、経験を優先して転職時に100万円ほどの年収ダウンを受け入れていたからですね。

ちなみに初めての転職ということもあり、直接応募したのがミスだったと思ってます。ベンチャー転職の唯一のミスでした。

普通に転職エージェントを使えば基本的にこうはならないので、みなさんはエージェントを使うようにしましょう。

今振り返って思う、正しい転職方法については他の記事にまとめているので参考にしてください。

まぁベンチャーを辞めて転職した今は同世代よりも遥かに良い給料をもらっているのですが、このようなオファーを貰えたのもベンチャー企業での経験があったからだと思うので、ベンチャー企業に転職したことは後悔していません。(笑)

まとめ

ベンチャーに転職して9ヵ月くらい経つと、仕事にはかなり慣れて、ある程度成果も出るようになります。ベンチャー企業だとホントにスピーディに経験が積めます。(もちろん自分の得たい経験とビジネスモデルをすり合わせる必要はあります)

経験を早く積めることはとてもありがたいのですが、目標としていたことが出てきてしまうと、今まで目をつむっていた場所(私の場合は給料)に目が向き始めます。

ここら辺で退職を意識する様になったので、入社時の年収交渉は重要だなと感じました。

働く環境自体はとてもよかったし、メンバーも大好きだったので(笑)

やはり転職する際にはエージェントを使って、しっかりと年収交渉するべきですね。

後になってエージェントに相談した際に「あおえおさんの経験からしてその年収は安すぎですよ」と言われたので(笑)

みなさんは必ずエージェントを使って転職するようおススメします。

では、今回の記事はここまで。

次回は退職することになる12ヵ月目までの経験についてお伝えできればと思います。