自分の能力を活かしたキャリアを形成したい。
自分の活躍できるフィールドで戦いたい。
今の仕事は自分に合ってない気がする。
今の仕事がツライ。自分の適職は何なんだろうか。。。
仕事をしている人であればこのような悩みを持つ人が多いかと思います。
人はそれぞれ個性があります。そして、それに応じてもちろんそれぞれオリジナルな資質を持っています。
人によっては圧倒的なリーダーシップとアイディアで起業家として才能を発揮する人もいますし、慎重な意思決定やリスク判断の才能により、起業家の参謀役として活躍する人もいます。
分析や調査が好きで研究職として成果を出す人間もいれば、人とのコミュニケーションが得意で営業やカウンセラーとして成果を出す人間もいます。
適材適所とはよく言ったもので、各々の資質にあった仕事ができることは個人にとっても社会にとってもとても重要なことです。
このことはみなさんなんとなく理解しているようですが、「今の仕事はなんとなく合わない気がする」「自分の才能を活かせていない」と、感じている人が多いのが現状です。
ではなぜそうなってしまうのか。
それは個々人が、大前提となる自分の資質を理解できていないから。
「今の仕事は合わないなぁ」と感じているあなた、「自分の適職って何だろう?」と悩んでいるあなた、そもそも自分の資質を理解できていますか?
なんとなく「自分ってこんな人間かも・・・」と思っているけど、うまく言語化できていない方、自信を持って語れないといった人が大半ではないでしょうか。
今回は私が自己分析に利用して、非常に有用だと感じたストレングスファインダーというツールについてお伝えします。
自分の資質について科学的な視点で分析できるので非常におススメです。
ストレングスファインダーとはなにか
自分の資質を理解できていない方には徹底的に自己分析をすることをおススメします。
別の記事でもお伝えしましたが、自己分析を徹底的に行うことで自分という人間がどのような人間なのかが見えてきます。
よくあるのが
・自分ひとりで行う自己分析
・他者視点で行う他己分析
の2つです。
しかし、これに加えて重要なのが科学視点で行う自己分析です。
科学的な視点で自己分析を行うことで、できる限り主観を覗いた客観的な分析が可能になります。
その際に利用するのが「ストレングスファインダー」というツールです。
これは心理学とメタ分析を掛け合わせた分析ツールで、その革新性から世界的にベストセラーになり、2017年までに1,500万人が利用している実績もあるツールになります。
ストレングスファインダーはあなたの資質(頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン)を明らかにします。
資質とはダイヤの原石、磨けば光る、あなたの中に眠る才能です。
資質に目を向けることによって「強みのゾーン」で戦うことが可能になります。
大切なのは、自分の資質の活かせる領域で戦うこと。弱点を補うことに労力をかけるのをやめて、有利に戦える領域でキャリアを築くことに目を向けることが大切です。
「努力すれば何にでもなりたいものになれる」というのは大嘘です。
人間は適切な場所で、適切な努力をすることで、効率的に強みを創り上げることができますし、その方があなたにとっても社会にとっても有益だと言えます。
ストレングスファインダーの受け方
ストレングスファインダーは以下の本に記載されているコードを活用することで受けることができます。
こちらの本の最後にオリジナルのコードがあるので、以下のページにアクセスし、コードを入力します。
https://www.gallupstrengthscenter.com/home/ja-jp/index
受験に関しては、簡単な質問に答えていくだけです。
イメージとしては就活のときに受ける性格検査のようなものですね。
ただし、各設問の回答時間は20秒となっているので、集中できる環境で行なった方が良いです。
また、直感で回答することで本質的な才能に近づくことができるそうなので、あまり考え込まずに回答していきましょう。
ストレングスファインダーを受けるとどうなるか
ストレングスファインダーを受けるのに必要な時間は30分程度です。
30分ほど受けるとあなたの上位資質(頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン)についてのレポートをwebで確認できます。
私の受験結果の一部は別の記事で紹介しているので興味のある方はご確認ください。
注意していただきたいのが、ここにでてくる結果はあくまでも資質(頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン)ということです。※イメージとしてはダイヤの原石
強み(高い成果を生み出す能力)ではありません。
以下の図を理解することが大切です。
ストレングスファインダーを受けて分かるのは一番左の「資質」部分になります。
それを理解した上で、あなたがどの分野に投資するのかは自分で考える必要があります。
ストレングスファインダーではあなたの中に眠る34の資質をランキング化します。
気になる全34資質をまとめたのでご確認ください。
実際にストレングスファインダーを受けると、各資質の詳細説明を確認することができます。
特に上位5資質はあなたにパーソナライズされた情報を見ることができます。
一例として、私のトップの資質である 学習欲については以下のような情報が確認できます。
あなたは本能的に、 自分の仕事から刺激を受けたいと思っています。 教師になってみたいと思っています。 仕事や研究に夢中になる必要があります。 常に、知識やスキルを習得しています。 事実を調査したり、概念を検討したり、理論を検証したり、スキルを磨いたりする場合はいつでも、あなたは最も生き生きとします。
※ほんの一部です。
ちなみに、上で紹介した本には、この「学習欲」の資質が強い人は「コンサルティング業務で卓越した手腕を発揮するかもしれません」と記載があります。
この文面をそのまま受け取ると、まさに私は適職についていることになりますね。
実際に、毎回新しい案件を担当し、新たな業界のことを知ることができる今の仕事は、常に私の知識欲を刺激してくれるので非常に楽しい仕事だと感じます。
※大変ではありますが、、、
個人的にはストレングスファインダーで出た結果を受けて、今の仕事にさらに自信を持てましたし、更に時間投資をして、「調査スキル」「分析スキル」「業界知識」を身に付け、自分の強みを確立していこうと考えています。
仕事という人生の大半の時間を費やすものを自分の資質を磨き上げる投資の時間としても利用できるのは非常にありがたい話です。
ストレングスファインダーを利用することで、自分の適性が分かるとともに、どのような投資をするべきかを考えることができるのは非常に有用な点だと思います。
・自分の適性を理解できること
・科学的な視点で自分の資質の裏付けができること
・自分の資質を磨くために今の仕事にどう取り組むべきか考えられること
これらはストレングスファインダーを受けることで得られる恩恵かと思います。
各資質の力が発揮される仕事はなにか
ストレングスファインダーを受けることであなたにオリジナルな資質が明確になります。
上では「学習欲」が強い人は「コンサルタント」で手腕を発揮する。といったことを書きましたが、他の資質を持つ人はどのような仕事に適正があるのでしょうか。
以下では、本に掲載されている内容から一部のみ抜粋した「適職と推察される仕事」についてまとめています。
・アレンジ:ルーティンワークの無い複雑な仕事(組織づくりなど)
・回復思考:問題解決、物事の修復(コンサル、プログラマなど)
・活発性:自分で意思決定できる仕事(起業、事業再生など)
・個別化:個性を捉える仕事(カウンセラー、アドバイザー、教職、セールスなど)
・最上志向:人の成功を助ける職種(コーチング、メンタリングなど)
・・・・
一部の抜粋となりますが、上記のように各資質において適している仕事が提示されています。
また、同様の資質を持ちそれぞれの仕事で活躍している人の声、才能を磨き上げるための行動アクションも記載されているので、一度うけることで、今後のキャリア形成に大きく役立つかと思います。
今の仕事に悩んでいるという人、今後のキャリアパスに悩んでいるという人は一度受けると参考になるかと思います。
さいごに
今回はストレングスファインダーの内容と、実際に受けることでどのような恩恵を得られるかということについてお伝えしました。
人生100年時代と言われる中で、自分のキャリアを考えるのは大変です。
そのような中で、自分の資質を理解し、強みのゾーンを意識できることは間違いなくプラスに働くかと思います。
時間も30分程度しかかからないので、早い段階(できるだけ若い時期)に受けておくことをおススメします。
現役シンクタンクコンサルタントの私が受けた結果は以下のページから確認することができます。
1,500万人が受けていて、すでにキャリア形成を有利に進めているなかで受けていない時点で不利ですからね。
もしお金をかけることに抵抗感があるようであればグッドポイント診断というツールもあるので、こちらであれば無料で行うことができます。
今回の記事があなたのキャリア形成の一助になれば幸いです。