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ベンチャー転職

【転職前に確認】大手からベンチャー転職のリスクを減らす6つの方法

最近は大手からベンチャー企業へ転職する層が徐々に増え、ベンチャー企業への転職に興味を持っている方も多いかと思います。

しかし、せっかく大手企業に入社した人からすると、これまでのキャリアを捨ててベンチャーに転職することに不安を感じたり、ベンチャーでの仕事についていけなかったときにもう大手に戻れないのではという不安もあるかと思います。

特に、有名大学を出て、大手企業に勤めるのが普通という環境で育った人からすると葛藤も大きいでしょう。

私自身、超大手企業で4年ほど勤めたのちにベンチャー企業に転職していますが、当時はなんだかんだ不安を抱えていたのを覚えています。

今回は私と同じように大手企業からベンチャー企業への転職に興味を持っているものの、不安もあるという方に向けて、できる限りベンチャー転職のリスクを減らすために事前にできることをお伝えできればと思います。

転職する前にベンチャーの雰囲気を知る

大手からベンチャーに転職する人の多くが、自分の性格や働き方がベンチャー企業にマッチするのか、ついていけるのかということに不安をいだくと思います。

で、あれば、転職する前にベンチャー企業の雰囲気を知って、ご自身がマッチするかを確認するのが一番効率的です。

こちらではベンチャー企業に転職する前にベンチャーの雰囲気を知る方法をお伝えします。

その1.ベンチャーに転職する前にベンチャーで働く

大手企業からベンチャーに転職する人が気になる点として、「自分がベンチャー企業で通用するのか?」といった点があるかと思います。

ベンチャー企業と大手企業ではビジネス規模も違いますし、求められるスキルも異なりますから、このような不安を持つのは当然でしょう。

そのような方には一度ベンチャー企業で働くという経験をすることをおススメします。

そんなことできるのか?という人もいるかと思いますが、「サンカク」というサービスを使うことで平日の夜などに実際にベンチャー社員と一緒に仕事をすることができます。

ベンチャーの社員がどのようなことを考えて仕事をおこなっているか、文化のギャップはないかといったことを感じるためにおススメのサービスです。

運営もリクルートと大手企業なので安心のサービスかと思います。

その2.ベンチャーで働く人の生の声を聞いてみる

大手企業で働くのが普通といった価値観で生活してきた人は、ベンチャー企業に勤めている人との人脈もそれほど持ち合わせていないかもしれません。

そのような方にはベンチャー企業の社員とマッチングできるアプリ「yenta」を利用することをおススメします。

登録制のアプリですが、マッチングすれば気になっているベンチャー企業の社員と直接話をすることができるのでおススメです。

どのような働き方をしているのかを知るには良いツールだと思います。

その3.ベンチャー社員のブログを読んで雰囲気を知る

サンカクやyentaですと、お互いの時間が合わないといけなかったり、気になる企業の情報が確認できない場合があります。

そのような場合はwantedlyというサービスをご利用することをおススメします。

wantedlyには多くのベンチャー企業が登録していて、社員のブログ記事なども確認することができます。

ブログには社員の想いや、働く環境なども記載されていることがあります。

また、ベンチャー界隈の企業情報が入ったり、スカウトされることもあるので登録しておいて損はないかと思います。

実際に私もwantedlyに登録してベンチャー界隈の情報は仕入れています。

その4.自社にベンチャー企業へのレンタル移籍制度が無いか確認する

大手企業からベンチャー企業の経験を積みたい方がほぼノーリスクでチャレンジできるのがこちらのレンタル移籍制度を活用する方法です。

レンタル移籍にはローンディールというサービスが存在します。

HPから確認する限り、大手企業でローンディールを利用できるのは以下の企業となっています。

・IHI
・NEC
・NTTコミュニケーションズ
・ダイワハウスネクスト
・パナソニック
・オリエンタルランド
・三井住友銀行
・日本郵便
・大鵬薬品
・関西電力
・東海コミュニケーションズ
・トレンドマイクロ
・NTT西日本
・NTTドコモ
・テクノライブ
・PRTIMES

もし上司が理解のある人であれば、このような制度を導入できないか相談するのも良いかもしれません。

ローンディールについてはこちらのHPからサービス内容を確認できます。

ベンチャー転職に失敗した場合の選択肢を用意しておく

上記の方法で徹底的に下調べをしても、実際に転職してこんなはずじゃなかったとなる可能性もゼロではありません。

念のため、そのようなことになってもすぐに次の一手を打てるようにいくつか選択肢を用意しておくことも重要です。

その5.リファラル採用制度を導入している企業の人脈を確認する

最近では採用コストを抑えることや、信頼できる人材を採用するためにリファラル(紹介)採用制度を導入している会社も増えてきています。

確実に入社できるわけではないですが、通常の採用よりも門が広くなります。

また、消化してくれる社員のポジションによってはかなりの確率で採用に近づくかと思います。(もちろんあなたがこれまで信頼に足る仕事をしたことが前提にはなります)

大手企業だと、日立、日産、富士通、パナソニック、アクセンチュア、ソフトバンクといった企業が導入しています。

こちらのページからリファラル採用のツールを導入している企業が確認できるため参考にしてください。

また、各社の中途採用ページを見るとリファラル採用を実施しているかも確認できるので、興味のある方は確認してみてください。

その6.自社にカムバック制度が無いか確認する

また、最近は人材の確保のためにカムバック制度を導入する企業も増えてきています。

ご自身が所属している会社がこのような制度を導入している場合には最悪の場合、元の会社に戻ることもできます。

ただし、このような制度を利用するのであれば、円満に退社していること、信頼に足る仕事をしていることは必須となります。

まとめ

今回はベンチャー企業への転職リスクを減らす方法をお伝えしました。

大切なのは事前の調査をしっかり行うことと、仮に転職に失敗したと思っても動ける先を準備しておくことです。

転職がうまくいかなかったときに備えて動ける先を準備することが、逃げ道を用意しているように感じる方もいるかもしれませんが、保険があることで安心して働くことができ良いパフォーマンスが出せることもあるかと思います。

ベンチャー転職が不安な方は、今回お伝えした方法も頭に入れておくと良いかと思います。

よりよいキャリア構築のために今回の記事が参考になれば幸いです。